私が見た最初で最後のS1作品

がこれでした。

『セル初 蒼井そら ギリギリモザイク


2004年発売のセルビデオの中で、一番売れた作品らしいです。
パッケージの「確実に抜けますよ」アピールが凄いので、切実に「エロビデオ」を求める人ならそりゃ手を伸ばすでしょう。


全編ほぼ主観カメラでそらちゃんはこちらに向かって語りかけ、あの笑顔とポテンシャルで淫語やら手コキやらパイズリやら本番やらこなすのですが、どんな行為からも、蒼井そらという女の子の個性や性欲がまったく見えてこないので、彼女が可愛くもエロくも映らない・・・と思うのは私だけでしょうか?
最後に登場する男優田淵さんは、まんぐり状態でのいやらしい体位を見せつつ、彼女を本気にさせるやり方を見つけようとします。 体を密着させるセックスに「それがいちばん気持ちいい」と答えるそらちゃん。この些細なやりとりで彼女の人となりと性欲がほんの一瞬見え、ほっとしたのですが、エロビデオならホッとじゃなく勃起させてくれ!と下手な親父ギャグでも言いたくなるような気分でした。



(これ1本見ただけでは何も分からないですが)この作風が正しいのだと信じて疑わず制作され続けていたら、お客さんから見限られるのも早いだろうなぁ・・・と思っていたのですが、いまだに売上げ・人気、共にあるようですね。
S1の制作者の人たちは「ユーザー」はこういうのが見たいのだ、という信念のもと作っていて、お客さんもこういうのが見たいのだとしたら、そこから生まれてくるビデオに私は一切興味がもてないのですが、それは単に喰わず嫌いなだけで、他にもっとエロくて面白い作品があるのかもしれないですね・・・