第3回D−1クライマックス公開オーディション

あれから早くも1年が経ったとは。
ドグマの第3回D−1クライマックスの公開オーディションに行って来ました。

朝も早く9時半より開始された今イベント。
私が会場に着いた時は監督陣の入場の最中でした。入り口の所で入場前の監督達が勢揃いしていたのですが、こういう場において、いつ何時も、どの監督よりも入場シーンに命をかけている松本和彦監督が、♂♀マークのプリントされたオリジナル(?)の衣装を着て、すんごい緊張しながら落ち着きなさげに出番を待っている姿が印象的でした。会場のお客さんに大量のDVDやらTシャツやらをバラ撒いて場内を沸かせていたのですが、その過剰なサービス精神=見栄っ張りさが、なんだか可愛らしく思えちゃいましたね。
その松本監督のバックダンサー(?)として、胸元がガバッと開いた服を着た麻美ゆまさんがビデオで観た時とおんなじ“ビックリした顔”をして待機していまして、すごい間近でその胸の谷間を目撃したのですが、全くエロさを感じず、「ああ健康的なお色気ってこういうものを言うんだろうなぁ」と思いました。

そんな喧騒の最中、監督席では松嶋クロス監督が黙々とメイク(この日、別会場で行われるバンドのライブの為の?)に勤しんでいたのですが、それが済むとおもむろに壇上に上がり、舞台上に揃った60名の女優を眺め、「過去に撮ったことのある」という4名の女優さんの名前を呼び、「時間ないから」という理由で勝手に別室にて面接を始めていました。
同日にイベントがあると分かっていながら誘ったのであろうドグマ側は、何も言わずに松嶋監督のその行いを受け入れていましたが…。面接が終わると、オーディション途中の舞台に割って入り、「選考結果はライブ会場から生中継で発表しますんで」と言い残し、お昼頃に早々と退散。まあ色々しょうがないんでしょうが、松嶋監督の公開面接が見れなかったというのは残念ではありました。

今年はなんと62名の女優さんが参加。(うち2名は体調不良の為、欠席でした)
第1・2回目のD−1に出場された女優さん(大塚ひな・麻生岬・持田茜結城リナ・沢井真帆)がいたりするのが今年の傾向の一つという感じでした。すでに人気も知名度もある企画女優さん、全く知らなかった無名女優さん、「何故この人が?」という単体女優さん、ドグマ作品でお馴染みの女優さんと、バランスの良い顔触れ。「私を撮ってください!」と懸命にアピールする人もいれば、マネージャーから言われるがままにココに来たという人もいたり、「AVなんだし、とりあえエロアピールしとくか」的な人など、色々な人がいました。

これだけ大勢の人が裸でいると、一人一人の裸にありがたみが薄くなってくるものですが、その中でも私が「裸(でいること)がエロい」と感じた人は、8番の伊藤あずささんと13番の加護範子さん。
伊藤さんは、「中学生の時…知らないおじさんにパンツを見られて…『君はお母さんのおまんこから生まれてきたんだよ。君はおまんこなんだよ』と言われました。この仕事を始めてから…自分はおまんこなんだと確信しました……」という体験を告白していたのですが、これがなんか、「AV女優のエロアピール」というよりも、「その辺にいるごく普通の女性の性的体験」を聞いているような生々しさがあって、妙にイヤらしさを醸し出していました。一対一で伊藤さんからこんな話しを聞かされたら、即押し倒したくなると思います。「君のおまんこ見せてよ」とか言って。
監督席からのK*WEST監督の「おまんこ見たくなっちゃんですけど」発言に、心の中で「ナイス!」と思いました。

加護さんは、「周りの皆さんと比べて自分はあんまりエロくないなと思います。自分がHだなと思うところは、お尻を叩かれるのが好きなところです。今までのHな経験は、小学4年生の時に小学6年生の子にあそこを触られました」と、無邪気にナチュラルボーン・ロリな口調で語っていたのですが、TOHJIRO監督から「そこで股開いてオナニーしてみて」と言われると、「やだぁ恥ずかしいぃ〜できないぃ〜」と泣き出してしまったのですね。ロリには特別興味のない私ですが、これには萌えました。グーにした両手を口元に当てた、俗に言う“ブリッコ泣き”ですよ。絶滅したかと思いましたが、いましたよ、こんなところに。場違いにも程がありますが、すごい新鮮な気持ちになりました。
こういう娘は思いっきり愛でて自分に懐かせておいた後で、意地悪なことしていっぱい泣かせてみたいですね。で、ちゃんと慰めてあげて、「ごめんねごめんね」とか言ってまた可愛がって、またヒドイことして慰めて…ってそれはビーバップ・みのる監督ですね(笑)。

アピールが印象的だったのは、25番の沢井真帆さんと59番の山吹センリさん。
沢井さんは、着衣アピールの時から神妙な顔付きで「私は特別可愛いわけでもスタイルがいいわけでもなく、どこにでもいるような女の子です。唯一アピールできるのは…変態だということです」とか言っていて、なんだか様子が妙だったのですが、下着姿でのエロアピールになってからは、「私の変態でイタい人生を聞いて下さい」と語り出し、7歳の時にレディコミを初めて読み興奮し、8歳の時に両親のセックスを目撃し、母親のあえぎ声を思い出しながらオナニーし、10歳で友達とレズ的行為、13歳(? この辺幾つの時だか聞き逃しました)の時に登校拒否をし、AVを観ながらオナニーを経験し…と自身のエタ・セクスアリスを語り出したのです。14歳で初体験、「相手は学校の先輩だとインタビューでは答えていたけれど、本当はテレクラで知り合った30代の男性です」と細かいディティールを交え、高校生でネットの「レズ出会い系」にハマり、何度か会ったりしながら、「正直、あまりいい娘がいなくて…レズがしたくてAVに出ました」と、もう誰にも止められない感じで語った後は、「イクまでオナニーしていいですか?」と本気のオナニーを開始。なんかもう、D−1とかAVとか超えちゃっている感じの凄みが沢井さんにはありました。

山吹さんも、ある種何か超えちゃっている人で、「エロスとは、芸術です。そして愛です」と独自のエロス論を語り出し、「自分は潮が吹けないのが弱点であるが、それ以外の色々な表現を持っている」と力説し、「私の命の源」というマイバイブ(「オナニーした後、洗浄してません」とのこと)でオナニー。終わった後、「尾崎豊みたいだったね」と誰か(どの監督だったか忘れました)が言っていたのですが、マジにそれくらいのカリスマ性を感じました。インパクトと場内の爆笑度は1番だった山吹さんに、木下奈未賞を差し上げたいです。

あと、昨日の日記に書いた萩澤カルメン監督の『かわいい女の子の飼い方』に出演されていた瀬戸ひなたさんがいて、ナチュラルなロリぶり(作為のない自然な内股が本物ロリを感じさせられます)を炸裂させていました。

監督達の審査によって60人から35人に選考され、お楽しみの公開監督面接が始まるのですが、その模様はまた後日書きたいと思います。


最後に、みのる監督がある女優さんに言った名言を皆さまにお届けします。

フェラチオされるより、美味しい焼きそば作ってくれた方が嬉しいんですよ」