『オークション02』

現在、新作リリースが凍結してしまっているHMJMから2004年に発表された作品。監督・カンパニー松尾


雷落とされました。


「私を女優にして下さい」の頃とは松尾監督のスタンスも変わっているのでしょうが、松尾監督と女性達との生々しいやりとりとセックスはやっぱり面白いです。
特に印象深いのが、京都の女性と上手くいかずに一方的に責められて落ち込んで、で、そんな松尾監督を責めるように雨が降ってきて・・・
その後にとった松尾監督の行動が、なんというか、
セックスで傷ついた心はセックスで癒すしかないんだなぁと・・・ 男の人にとって女という存在はどういうものなのか、 どういう存在であってほしいのか。それが分かるというか。
すごくはっとさせられました。
自分もこういうことを求められていたのかもなぁと、過去に自分がしたセックスを思い返してみたり。で、少し落ち込んだり・・・



「ちぃちゃん」て人も強烈で。正直見るのが恐いものがあり、 見たくないものを見ているような感覚、というのでしょうか。 例えば、単体女優のエロパファーマンスが好きな人達とか、 アニメや二次元の世界の女の子にしか興味がないような人達からしたら、なかったことにされるような存在の女性だと思うのです。ちぃちゃん。


でも、見ようとしなかったものを見れて良かったし、 松尾監督がセックスすることで、こういう人でも自分と全く違う人種の人ではないんだということが見えてくるような気がするんですよね。
そこが面白かったです。