『ふたなりレズビアン2』

森野雫
由紀さおり系ののっぺりとした色気ある顔立ちは、遠目から見るとロリ、アップになると、赤坂辺りで店でも一軒持っていそうな貫禄ある成熟しきった女の匂いを感じさせる。摩訶不思議な多面性の持ち主。


宮地奈々
いつまでたっても成熟しきらない未完成なボディと、ロリキャラである己の個性を把握しきった立ち振る舞いに芝居、性反応はもはや完璧。ドスのきいたよく通る低い声。幼さの残ったその顔を見つめると、菅野美穂にも似た業の深い女優魂が見えてくる・・・ような気がしてきます。


そんな2人にチンポ(極太)を生やした二村監督は、なんともまあやっぱりどうかしてますが・・・


ふたなりレズビアン2 かわいそうなデカまら少女』(ドグマ)二村ヒトシ監督


分からない人には最後まで分からない世界かもしれません。
でも、「こんなのありえない」と理解出来ずにスルーしてしまうより、「こんなのもありかも」と受け入れてみたらば、世界はもっとカラフルに見えてくるかもしれないし、見ているあなたの性認識を見たこともない色に染め直してくれるかもしれません。


レズビアンというものに特別興味のない私なんですが、その女の子の片方(もしくは両方)にチンポが生えているというだけで、どうしてこんなにグッときちゃうんでしょうか?何故こんなに興奮してしまうのでしょうか?女の子が生やしたそのチンポが、まるで自分のチンポのように思え、感情移入して見ることができるのは何故なんでしょうか?


まあ間違いなく私の感覚(性意識)が捻じ曲がっているか、狂っているか、もしくは変態だからなんでしょうが(笑)
そうだとしても、私はこの二村監督が作り出す世界が大好きなので、まあいいかぁという気になっているのです。



この作品での、私の個人的な興奮ポイント。


●宮地奈々が隠し切れない自分の巨根を恥ずかしそうにパンツの中にこっそりしまうところ


●そんなデカマラにねっとりと舌を這わす森野雫フェラチオのいやらしさ


●セーラー服の森野さんが宮地奈々から責められている場面で、ま○こに指を出したり入れたりする宮地奈々の顔をじっと見つめ、目が合うとカラダをピクンと震わせ感じている姿


●以前現場取材の時お世話になったドグマの美人広報Mさん(エキゾチックなべっぴんさんです)がセーラー服を着てエキストラ出演しているところ


●オナニーの仕方が分からない2人が同級生の男子生徒に「オナニー見せて」とせがみ、ベロベロキスしあう姿を見せつけ、唾を飲ませたり乳首弄ったりしながら、射精の瞬間を見て、2人ともちょっと勃起しちゃうところ



あ、あと、何気に『Mドラッグ』のパロディが合間に出てきたりするのが、ちょっと笑えました(笑)




もし自分が女のくせにチンポが生えていたら?
そして同じようにチンポの生えた女性に出会ったら?
全てを投げ捨ててその人について行ってしまうかもしれない。

そんな泣けてくるような感覚が最後には滲み出てくるような、そんな物語。そんなビデオでした。