第2回D−1クライマックス公開オーディション

を見に行って来ました。


セルを中心に活躍している監督がほうぼうから集まり作品のエロさを競い合い、ナンバー1ディレクターを決めるドグマ主催のイベント「D−1クライマックス」
詳細はこちらで→ http://blog.livedoor.jp/d_1climax/


私木下はこの日はバイトがあった為、開始から4時間程経った辺りから見始めたのですが、会場に着くと女優オーディションの真っ只中でした。 舞台上には、自身のアピールタイムを終えてすっぽんぽん姿になった女優さんがすでに半数以上。

「こうやって皆に見られると濡れてくる」と、ロリな顔してアグレッシブなアピールをかますエントリーナンバー31番の宝生瑠璃さんに二村監督が喰い付いている最中でした。SMに興味ありという彼女にTOHJIRO監督がすかさず「痛いの好き?」と聞くと、ピースマークで返す余裕っぷり。股割りやY字バランスに、何もそこまで…と思うようなまんぐりポーズで身体の柔らかさをアピールしていました。


次の32番・真鍋あやさんは他メーカーWaap社の元専属女優(同じくWaapの「人妻専属女優」だった篠宮慶子さんの姿もありました)。「ふーん、こんな人も参加してるのか」と思い舞台を見渡すと、大塚ひなさんや立花里子さん、そして楓アイルさん(前回に続き2度目の出場!)に、ドグマファミリーともいえる友田真希さん、長谷川ちひろさん(顔ちっちゃかったです)の姿を発見。それに今、一部で話題の『 AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくるIII 』に出ている持田茜さん(このほんわかしたキャラは地なのでしょうか?)もいたりして、なかなかに豪華な女優陣です。


そして、さらに意外とも言えるこんな人も。
「セックス大好きです」とアピールする女優さん達の中で、唯一「今まで50本撮ってきてセックスが嫌いになりました」と、この場においてありえない発言をかまし、場内の空気を変えたその人は、そのAV女優らしくないぶっちゃけっぷりと日常生活を綴ったブログで「AV界のトリックスター」との名を欲しいままにしている(のか?)単体女優の三津なつみさん。
その発言が決して、なげやりやすてばちな態度からくる傲慢さではないことは、真剣に語る彼女の表情を見れば分かりました。
女優さんの個性や性欲をないがしろにして、撮りたいものは「セックス」ではなく、ユーザー好みのエロいアングルだったりシチュエーションに合ったエロパフォーマンスだったりするような、そんな制作現場でのお仕事(=セックス)に疲れ果ててしまったのだと・・・。それでも、「AVでいいセックスしたいと思う?」との問いに「じゃないとここにいないですよ」と答えた三津さん。そんな彼女を撮る事になったのはTENUN監督。これはね、かなり手強いと思いますよ。「王様は裸だ!」と言ってしまう子供なんですから三津さんは。
今回の大会の肝になる作品になる事は間違いないと思います。


あともうひとり。
「趣味は乱交とエンコーです」「(パンツに手を突っ込みながら)オナニーしながら話していいですか?」とのたまった若葉薫子さん。「筋トレしてるとイッちゃうんです」と言いながら、いつもしているというその筋トレ方法を実演。自己アピールの最中も常にオナニー。突然「ああ〜出ちゃう〜〜!」と叫んだかと思うと、股間からゆで卵が(!)近年稀に見る痛快キャラですよ〜このヒトは!
「ああいうヒト好き」と喜んでいたサバス堀中監督が彼女を撮る事になったのですが(他に楓アイル、綾菜りの)、現場が一番楽しそうなのはここかもしれません。


監督方の審査により、女優は42名から27名に絞られ、その後は公開面接(一時間の持ち時間を与えられ、監督が気に入った女優を面接する。お客さんはその間、自由に好きな場所で見ていて良い)が行われました。


昨年は壇上の星月まゆらさんから「どうしても撮って欲しい」と逆指名されたTOHJIRO監督ですが、今年はその面接開始直前に「長谷川ちひろ友田真希でV2狙います」と早々に宣言。「面接もしない。代わりに後で公開調教やります」(えっ?!そんなのありですか?!)と思わず唖然とさせられたのですが・・・きっと今回はそれだけ油断のならない強敵が集められたという事なのでしょう。「自分は裏方に回り若手育成に徹する」そんな発言もされている監督ですが、出場するからには誰にも負けられないという意地は、全監督中一番なのかもしれません。


さて公開面接。
二村監督の「ふたなり眼鏡っこサミット」(大塚ひな、立花里子持田茜、あまみやゆうの4人が全員眼鏡&ち○ぽを生やしてました)にものすごい人だかりができていたのが印象的でしたが、木下的に気になるのは、バクシーシ山下監督の存在だったのです。というのも、私がAVというものにはまったきっかけは山下監督の「セックス障害者たち」という本を読んだからであるわけで。
このような場所には滅多に出てこない山下監督が今回D1に出場するのは、もしかしたら『女犯』を撮った頃からずーっと言われ続けている「抜けないAV監督」という世間的なイメージに、監督自身が飽きてきたからなのかなぁという推測もありまして・・・
結果、山下監督が選んだのは、野々宮りんさんという極上ルックスにA級スタイルの華のある女優さん(森下くるみ賞を受賞していました。森下さんいわく「顔が好み」だそう)。そんな美人さんが山下監督に向かって「目標は世界制覇」「全男性のおかずにならなきゃ死ねない」と古典的な頑張りますアピールをしていた姿は、なんだか無償にヒヤヒヤ&ワクワクさせられるものがありましたよ。


この日のオーディション&公開面接の模様は、7月25日にビデオ発売されるようです。


あと最後に、言いたいことがひとつあります。
ばば☆ザ☆ばびぃ監督のお知り合いの方々は、皆悪そうな人ばかりでしたね(笑)