先日ロフトプラスワンで行われた

ハマジムのイベントに行って来ました。
満員御礼。中に入れなかった方もいたというほどの盛況ぶりでした。
女優さん効果か、男性客が圧倒的に多かったですね。
入り口の所で売っていたハマジムのDVDを何枚も購入されていた女性に、松尾監督が丁寧にお礼を言っていた姿が印象的でした。


華のある女優さん達によるトーク&ポルノグラフの新作先行公開、カンパニー松尾・アキヒト監督の兄弟ハメ撮り比較(この検証VTR、めちゃめちゃ面白かったです)そしてカンパケックスのアコースティックライブへと続きました。
初めて聴いた松嶋クロス氏の、共感は出来ないけれど思いの伝わる詞の内容と魂の篭った熱唱に聴き入っていたら、その余韻に割って入るかのように鼠先輩(なんてふざけていてなんてチャーミングな名前でしょうか)が登場し、「六本木」なる曲(キャッチーないい曲でした)を熱唱。アウェイな場であそこまでお客さんを盛り上げる鼠先輩のエンターテイナーっぷりは凄かったです。ああ見れて良かったなぁと思わず感動。
(しかし、その後の監督トークコーナーでの立ち振る舞い、主に二村ヒトシ監督に対する言動は、先程までのショーマンっぷりが一転、なんかただの脅しに来た取り立て屋のヤクザみたいに見えました。そんな姿もチャーミングちゃあチャーミングなのですが・・・)



「つまらないAVは見たくない」
このイベントタイトルについて、松尾監督はこう話していました。
「面白いAVとは何かについて語る前に、まずつまらないAVってどんなものなのかという定義が必要なんじゃないか」


ハマジムより6監督が勢揃いし、ゲストの甲斐正明監督、二村監督、V&Rプロダクツから竹本シンゴ監督、神戸たろう監督、司会のターボ向後監督というメンツが集まりながらも、壇上ではインジャン古河監督が「AV辞めてミュージシャンになる」と言い出し、「皆でもうAV辞めようよ」の一点張りでなかなか話しが進まず、そこをなんとか本題に戻そうとする松尾監督との丁々発止が続くなか、甲斐監督が「制作費0円で大手メーカーへのアンチを唱えるような傑作撮ります」と高らかに宣言したり、早くも第2回H-1グランプリ開催との話しも出て次回への期待が高まりつつも、結局なんだか話しはまとまらないままトークは終了。


ハマジム監督陣だけでまったりと語り合ってくれた方が良かったのではないかなぁ・・・ とも思いましたが、古河監督の「全部松尾さんの真似じゃん。松尾さんとおんなじじゃん」「売れない画家になっちゃうよ」という言葉、そして「それがハマジムの抱える大きな問題点だ」という二村監督の言葉を、ハマジムの監督方はどんな思いで受け取られていたのかなぁというのは気になる所でありました。



この日紹介されたH-1グランプリエントリー作品は、こちらにて順次公開中。(会員でない方でも最初の10分間だけ視聴できます)→ http://www.pornograph.tv/main/index.html


木下の日記でも、この6作品の感想を書かせていただきます。