『女優に志願 H−1version 一宮の巨乳若妻23歳』 

高速を走る車中からの映像に「PLEASE MAKE ME AN ACTRESS.AGAIN」と出るテロップを見たら、期待せずにはいられません。


『女優に志願 H−1version 一宮の巨乳若妻23歳』 監督:カンパニー松尾
こちらにてサンプルが視聴できます↓
http://www.pornograph.tv/main/index.html


びっくりするほどのナイスバディを持つ23歳子持ちの若妻さんが登場するいつもの素人ハメ撮りものなのですが、舞台は監督の出身地・愛知県春日井市。若奥さんとの待ち合わせ場所へ向かう道中、ふと通りかかった高校時代の通学路に誘われるままいつしか母校へと立ち寄る監督。学生時代へと想いをはせるノスタルジックな心象風景に、そっと寄り添うようにセーラー服姿の少女(奥さん)が現れる。
そして私服姿の奥さんがAVに出る事情を語り、校舎裏に停められたワゴン車でハメ撮りが始まると、セーラー服少女とカメラを持った妄想少年のノスタルジックな風景が、リアルな「大人の現実」へと移り変わってゆく。
この冒頭部分でグッと惹きこまれてしまいます。


大学時代に知り合った旦那さんからマゾ調教され、そのSな旦那に言われるままAV出演したというこの奥さんは、監督曰く「カラダにスケベだって書いてあった」という文句のつけようのない極上のナイスバディなのですが、お顔はも〜んのすごく地味で(例えて言うなら、もし山下達郎氏が20代の人妻女性だったらこんな感じというルックスです)、とにかくそのギャップが凄くて驚かされます。この奥さんの存在自体が素人AVの真骨頂という感じがします。


スベスベの白い肌と森野雫ばりのピンク色にビン立ちしたデカ乳首が否応無しにいやらしいのですが、そんなエロエロな体とプロフィールの割りには、あまりに幼い奥さんの性反応。内面から醸し出されるいやらしさやセックスへの渇望みたいなものはほとんど皆無で、漂うのは人妻のエロスではなく、裏援交ビデオに出てくる少女のような危うさだったりする。フェラチオする時の、横で撮られているのを気にしてついカメラをチラチラ見てしまっている落ち着きのない視線とか、ほんといたいけな中学生のようです。カラダのいやらしさに内面のいやらしさがついていっていないような、そんな未成熟なエロスというかいやらしさってあるじゃないですか。そんな感じなのです。セーラー服は、そんな奥さんの倒錯的なエロさを見事に引き出しています。


あまりに見事なそのカラダゆえに人生までも翻弄されているような奥さんと、電話で監督に「粋な挨拶」をする旦那の存在には、投稿写真に出てくるようなマニア夫婦の実態の裏側を見るような興味深さがあるのですが、そんな訳有り夫婦に対し、「僕はそれをありがたく、いただく」という監督のスタンスにうーんと唸らされました。

ノスタルジックな詩情を込めながら、セックスは生々しく、いやらしい。そんなカンパニー松尾監督の職人芸を見た気分です。