しつこいようですが…

『私を女優にして下さい6』の続きです。
これで最後です。


3人目、千葉の松戸でカンパニー松尾監督が待ち合わせするゆいちゃん(21歳)は、ピンクのミニスカと網ニ―ハイが眩しい超絶的にスタイルのいい娘(もちろん巨乳)なのですが、会話をしてても打っても響かないタイプっぽくて、監督はろくに話しもしないまま漫画喫茶へシケ込みます。
「漫喫でハメ撮りしちゃうんですか?!」と見ていて一瞬驚かされたのですが、そこではほんのさわり程度で、その後はホテルでじっくりセックスが収録されています。
私服からエロいビキニに着替えさせての2回戦まであるんですが(でも厳密に言うと射精していないまま一旦抜いてビキニ姿のゆいちゃんに再び挿入してらっしゃるんですが)、監督に「オカシクなっちゃうよ、キミといると」と言わしめる程のゆいちゃんのカラダは確かに本当に見事で、きっとゆいちゃんが過去に知り合ってきた男達も、皆こんな風な心境になってしまうんだろうなぁと思わさせられます。


会話なんてどうでもいいから、キミの過去なんて知りたくないから、キミが今までどう生きてきたかはとりあえず置いといてさ、なんでもいいから早くヤリたい! って先走ってしまうのも当然、と言いたくなるようなゆいちゃんのカラダとキャラクター。まあルックスは巣鴨や大塚辺りのピンサロにでもいそうな庶民的な感じといいますか、数年前に久しぶりに会った私の親戚のウォン・ビン好きのおばちゃんに似ていて、どこか懐かしさも覚えたような、そんなゆいちゃんなのですが、きっとこの凄過ぎるカラダに翻弄されて生きてきたのだろうなぁと…そんなゆいちゃんの話しを聞いてみたいような、でもこんなカラダ見ちゃったらもうどうでもいいような……


セックス中に監督が思わず口走る「うわ! イヤらしいおっぱい。うわ! スゴいなあたし(ゆいちゃんのこと)。こんな天然でデッカくて、スゴいヒトいないよ。キレイなひと。そうギューっとやってごらん、うわぁスゴい! 胸張ってごらん、そう! うわぁ〜スゴい! こんなヒトいません今まで! 何10年に1人だよ、キミみたいなおっぱいは。ホント。何10年に1人だね。(おちんちんが抜けた為、ほんの一瞬編集入って)ホントにこれスゴい! 100年に1人かもしれないよ。おっぱい!」という言葉はそのことを端的に語っていると思います。


セックスが、そのカラダが、その人の人生を物語っているかのような人っているじゃないですか。翔田千里さんとか、松浦ゆきさんとか(って熟女優さんばっかですが…)。そういう人の凄味や深みとは別の、なんか圧倒的な感慨が湧いてきます。ゆいちゃんのカラダには。
そんなゆいちゃんを[奇跡の美巨乳ドール]としてハメて、そのカラダを味わいつくすような華麗なカメラワークで写し撮る松尾監督のハメ撮りは、さりげないけれど凄味のあるプロの仕事だなぁと感嘆させられました。


そういえば監督は以前、何かの雑誌の対談で「俺は女なんていなくても生きていけるけど、パーツにはシビレるんだよね。乳が好き、ケツが好きっていうフォルムに対する愛しさがあればいくらでも撮れる」と話されていたのですが、この作品を観て、それが深く頷けるような気がします。
(ちなみに今田監督は「フォルムに対する愛しさ」だけでは撮れない人のように感じ、それは松尾監督との大きな違いであるように思います)


あと、監督の「おちんこ仲良くする?」(フェラチオさせた後にゆいちゃんのおまんこを弄りながら、挿入する前に言った言葉)と、「食べちゃう食べちゃう〜」(ゆいちゃんが腰を動かして自ら監督のおちんちんを入れようとしている時に言った言葉)と、「うわ凄い! なぁ〜にそれ! AV女優さんみたいだよこんなの。やってんの?! プライベートで」(ゆいちゃんが騎乗位で足をカパッと開いて両手を後ろに付き、腰を前後上下にクイクイ動かした時に洩らしていた言葉)は客観的に聞くと少し吹き出しちゃう面白ワードですが、実際言われたらちょっと興奮しそうなので、私も一度誰かにこんなこと言われてみたいです。



セックスが終わり、街へ出て、ゆいちゃんとはさくっと別れて、目を付けていたカレー屋へと向かう監督。
お目当てのカレーを食べながら、「こういう感じのカレー出すとこは最近少ないですよ」「美味しいです」と言うと、お店のおばちゃんが「このカレーやってるから続いてるようなもんなんですよね。普通のカレーはもう安くていくらでもやってるでしょ、駅の近くで。このカレーはお客さんがみんな常連さんになってくれる」と返す。


その言葉に監督は自分自身を重ね合わせるように、「そんなAV屋になりたい」とテロップ。

監督歴20年にもなる人がなんでこんな新人AV監督みたいな事を言えるんでしょうか。痺れるなぁ、格好いいなぁ。。。



エロとは別の余韻を感じさせてくれる作風は健在で、これからもこのシリーズ観続けたいなと思いました。